看護の力で笑顔をつなぐ2025

公益社団法人 大阪府看護協会
会長 弘川 摩子
多くの会員の皆様にご出席を頂き、また、大阪府・大阪市をはじめ、多くのご来賓のご臨席を賜り、大阪府看護協会 通常総会が盛大に開催できました。
特に今回の総会では、今後の大阪府看護協会のあり方に関わる大きな議案があり、総会をはじめ、パブリックコメント・各支部で、たくさんのご意見を頂き、こころより感謝申し上げます。ピンチをチャンスに 今後もさらなる躍進を目指し、皆さまと一緒に頑張っていきたいと思います。
令和6年度は、診療報酬・介護報酬・障害福祉サービス等報酬のトリプル改定への対応から始まり、第8次大阪医療計画や医療法改定による災害支援ナースの新体制などのスタートがありました。また。昨年12月末には、新たな地域構想に関する取りまとめが報告されました。医療・介護の複合的なニーズを抱える85歳以上の高齢者の増加や人口減少が進む2040年、さらにその先を見据えて、全ての世代の患者が適切に医療・介護を受けながら生活し、必要に応じて入院して、日常生活に戻ることができ、同時に、医療従事者も持続可能な働き方を確保できる医療体制の構築が必要であると述べられています。
大阪府看護協会は、活動する場が広がる看護職が専門性を発揮できるように支援します。協会の使命の一ひとつである「看護の質の向上」の事業を進めていくためには、看護職の人材確保は重要です。このため、若年層に向けて看護の魅力を発信、復職支援、定着促進の3つの活動を強化していきます。看護職のウェルビーイングの実現のため、役割に見合った処遇改善も引き続き、日本看護協会と連携し、取り組んでいきます。
最後になりましたが、当協会の更なる発展に、ご理解とご支援をお願い申し上げます。加えて、周りの看護職の皆さんに看護協会の入会へのお声掛けをよろしくお願いします。