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2022年度大阪府看護協会
市北支部研修会研修報告

大阪府看護協会市北支部では、2月11日(土)にZOOM配信によるオンライン研修を開催いたしました。各機関での災害時の取り組みについて学びを深めることができました。

尾崎弘美講師からは、大阪市北圏域の地域災害拠点病院としての立場から、日常業務に加え、災害時に新たに発生する業務を想定したBCP作成のプロセスについてわかりやすく教えていただきました。

災害時のリスク評価を行い、対策の検討を継続していく必要性を痛感しました!

長谷川泰子講師からは、災害時でも訪問看護を継続するための相互支援ネットワークの構築や、訪問看護利用者の支援対策について、地域の特性も踏まえて教えていただきました。

利用者1人ずつにがんばるでシートを作成し、自分で守る「自助行動」を意識していただくよう積極的な関わりを行われているそうです。

齊藤和美講師からは、災害時における地域全体の医療・福祉・保健のニーズの把握、インフラ崩壊時への備え等、平時からの想定や関係機関との連携の大切さを教えていただきました。

普段の活動の中で人とつながる地域作りをはじめ、コロナ禍での災害対策を生かしてより良い体制作りをめざして、様々な研修や訓練を行っていらっしゃいます。

研修の参加者の方より、「今後連携が必要な連絡先は?」との質問があり、各講師より各団体との連携、在院者の把握、サービスの導入が無く避難所に行けない住民の把握など課題は多く、まだまだ連携出来ているところが少ないと回答されていました。
また、入院患者さんに対して、地域のかたが望む退院指導は、退院後の生活を見据えた指導ということです。 地域も病院も、ともに被災者であり、災害後すぐに訪問できる状態にならないこと、そのため、自助が必要であると伝えていくことも、必要であることを教えていただきました。

アンケート結果

職種

勤務場所

研修時間

ZOOM配信について

研修のレベルについて

研修の理解度

実践での活用

研修で印象に残ったこと

  • 3人の講師の講義すべてが、各機関の取り組みを詳細に提示してくださりとても勉強になりました。
  • BCP作成や支援の状況など知ることが出来てよかった。
  • まずは自助、そのために具体的なイメージの共有は欠かせないと思う。
  • それぞれの施設で災害に備えたBCP作成が進んでいることが分かりました。今後の課題は、地域全体で連携し、災害時の協力体制を作ることだと感じました。そのために平時から顔の見える関係を作ることが重要だと思います。

小間井理事からは、災害はいつ起こるかわからない。災害に対する備えをしっかり行い、自助行動をとれるよう 地域の方を交えた対策がとても大切であり、その活動を広げることができるきっかけになれば、と話がありました。

今回の研修で防災について見直すきっかけになればと思います。
研修に参加してくださったみなさま、ありがとうございました!

市北支部役員一同

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